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カナダグース(CANADA GOOSE)の勢いは止まらない
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プレミアムダウンブームの火付け役ブランドであるモンクレール人気を凌ぐ勢いのカナダグース。
ラグジュアリーラインをひた走る、モンクレールと双璧をなすブランドがカナダグースと言っても過言ではありません。
カナダグースのダウンジャケットは、ラグジュアリーラインとは異なる、ヘビーデューティーなスタイルが特徴。本来のオーバースペックなダウンジャケットの最高峰に位置すると言われています。
カナダグースがブレーク以降、アウトドアブランドがリリースするヘビーデューティタイプのダウンジャケットに注目が集まっていますが、カナダグースの牙城を崩すブランドは、正直、登場していません。
今回は、カナダグースがここまで支持されている理由や、最新モデルについてご紹介させていただきます。
カナダグースが注目を集めている理由は?
ヘビーデューティーアイテムがトレンド
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カナダグースが注目を集めている理由は、ヘビーデューティーアイテムがトレンドとして注目を集めている事が大きく関係しています。アウトドアミックスやハードアメカジがメンズスタイルのトレンドの現在は、タフで、ラギッドな、ヘビーデューティーアイテムに注目が集まるのは当然です。
現在のトレンドスタイルにカナダグースのアイテムがマッチし大ブレークを記録していると考えられます。
90年代ユースカルチャースタイルの影響
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90年代のユースカルチャースタイルの影響もカナダグースのブレイクに大きく関係しています。ダウンジャケットがタウンユースで着用するヘビーアウターとして注目を集めるようになったのは90年代前半です。
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アウトドアアイテムに、ヴィンテージデニムを合わせるアウトドアミックススタイルが、アメカジフリークの間で大ブレークを記録します。パタゴニアのフリースやマウンテンパーカーがブレークするのもこの時期です。
アウトドアスタイルにデニムやレザーパンツを合わせるアメカジスタイルが注目の現在は、カナダグースの無骨なデザインのダウンジャケットがよく似合います。90年代にはモンクレールのダウンジャケットも既に日本には上陸していましたが、現在よりもビッグサイズの無骨なデザインでした。
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スタイリストの野口強氏はモンクレールのパリスというモデルにレザーパンツを合わせていました。このタフでラギッドなスタイルは、現在のモンクレールでは表現が難しくなっています。
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しかし、ヘビーデューティーラインを頑なに守り続ける、カナダグースのダウンジャケットは、90年代の無骨なハードスタイルがよく似合います。
カナダグースのワイルドなルックスを新鮮に感じるヤングファッショニスタの着用もカナダグース人気に拍車をかけています。
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2017年11月3日に日本発のフラッグシップショップがオープンしたカナダグースですが、90年代には既に日本上陸を果たしていたそうです。40代後半のLAITAR読者の諸兄には20年来のヘビーユーザーもいらっしゃるのでは?
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ちなみに、千駄ヶ谷にオープンしたカナダグースのフラッグシップショップは入店までに数時間掛かったそう。現在でも土日はかなり込み合っているようです。
メイド・イン・カナダへのこだわり
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カナダグースのアイテムは1957年の創業以来、全てカナダの工場で生産されています。
プレミアムダウンジャケットブランドの殆どは、アジア諸国に生産地を移す中、カナダグースはクオリティを保つ為に頑なに、国内生産を続けています。
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2001年に現在の社長兼CEOであるダニー・リース氏がカナダグースの全ての製品において”メイド・イン・カナダ”にこだわることを宣言しました。
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通称メイド・イン・カナダ宣言によりカナダグースは飛躍的な成長を遂げたといえます。20万円オーバーのアジア生産のプレミアムダウンジャケットを購入するより、10万円台で手に入るカナダ製のダウンジャケットの方が魅力的に感じるのは当然のように感じます。
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しかもカナダグースのダウンジャケットは、熟練した職人の手作業により完成します。カナダグースが大量生産できない理由はそこにあります。ハンドメイドのカナダ製のダウンジャケットが10万円台で入手できるカナダグース。
コスパにはかなり優れているといえます。本物を作り続ける強い拘りが、カナダグース人気を支えている要因です。
ちなみに、カナダグーを凌ぐ勢いと雑誌で取り上げられていたウールリッチのアークティックパーカーも現在ではカナダ製ではなく、中国や、モルドバ製が主流です。カナダグースと変わらない金額にも関わらず、人件費の安い国で生産するアークティックパーカーに魅力を感じる御仁が少ないのは当然です。
カナダグース(CANADA GOOSE)とは?
1957年創業のカナダのダウンギアブランド
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カナダグースは1957年創業のカナダのダウンギアブランドです。
ウール製品やレインコートを手掛ける、メトロスポー社のオリジナルブランドとしてカナダグースは誕生しました。創業者はサム・ティック氏。カナダグースがダウンジャケットを手掛けるようになるのが1970年代。
1970年代に前身ブランドである「スノーグース」設立
サム氏の義理の息子である、デーヴィット・リース氏が入社してからです。デーヴィット氏の入社によりカナダグースの前身となるブランド「スノーグース」を設立。
カナダグースはハイスペックダウンギアブランドとして歩み出します。
1982年にカナダ人登山家のローリー・スクレスレット氏がカナダグースを着用
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1982年にカナダ人登山家のローリー・スクレスレット氏がカナダ人初となるエベレスト登頂を達成。この時にローリー氏が着用していたダウンパーカーがカナダグース社のものでした。こうしてカナダグースは、プロスペックのダウンジャケットを手掛けるブランドとして注目を集めます。
1980年代から90年代にプロスペックダウンジャケットとして浸透
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1980年代から90年代は数多くの探検家や登山家がこぞってカナダグースの製品を身に着けるようになり、プロ御用達のダウンジャケットブランドのイメージを浸透させます。抜群の保温性と高い耐久性を持つカナダグースのダウンギアは極寒地で活動する人々のライフウェアとしても揺るぎない地位を獲得します。
オーバースペックなダウンジャケットとして、日本にも上陸を果たすのがこの頃です。しかし、現在よりもビッグシルエットでダウンの量も多かった、90年代のカナダグースは、一部のアウトドファンや、アメカジフリークに好まれる程度でした。
しかし現在は、ヴィンテージカナダグースとして、ファンの間では高値で取引されています。
2001年にメイド・イン・カナダ宣言
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1997年、デーヴィット・リース氏の息子でありサム・ティック氏の孫のダニー・リース氏が入社。2001年にカナダグースの社長兼CEOに就任。ダニー氏はこの時にカナダグース全ての製品を、カナダで生産する事を宣言します。
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ダニー氏が社長に就任して依頼、カナダグースは更なる飛躍を遂げます。日本のセレクトショップが積極的にカナダグースをピックアップし始めるのもこの時期で、映画、”デイ・アフター・トゥモロー”で衣装として採用された事でさらに知名度を上げます。
ジャスパーが日本でのブームの火付け役
日本企画として誕生し、大ヒットを記録したジャスパーが誕生するのもこの時期です。ジャスパーの大ヒットを受け、カナダグースは、日本人の体系にあわせたモデルを次々と開発、日本を始めとするアジアで爆発的な人気を獲得します。
コラボレーション
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様々なブランドとコラボレーションを行う事でも有名なカナダグース。過去には、ジュンヤワタナベ、ソフ、ヴェトモンともコラボを行い大きな話題となりました。さらにはセレクトショップとも頻繁にコラボレーションを行います。
カナダグースはやっぱり大本命。
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タフで武骨な雰囲気と圧倒的な保温性を誇るカナダグース。
今でファストブランドからもダウンが発売される時代ですが、一生モノの頼れるアイテムが欲しい御仁には、カナダグースがおすすめです。
カナダ製のハイスペックダウンは間違いなくLAITER読者諸兄を満足させてくれます。
カナダグースで色気ダダ漏れの真冬の媚びないモテスタイルをお楽しみください。
出典https://www.instagram.com/p/Bm1ARCYHy29/ 目次 1 最強アウターのダウン2 …
ファッションWEBマガジンが展開するオリジナルロゴブランドです。ユニセックスで展開するTシャツ、スウェットをメインに販売…
この記事を書いた人
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角谷良平(スミヤ リョウヘイ)。LAITERディレクター。ショップスタッフ、ロンドンにて古着バイヤー、スタイリストを経てファッションライターに。現在は、ファッションライターをメインにコラムニスト、ファッションディレクター、パーソナルスタイリストとなんでも屋。ハイブランドからストリートスタイルまでファッションならジャンルレス。
また、日本最大級のメンズファッションサイトにてSEO記事の執筆、ディレクションに従事していた経験を活かし様々なサイトで執筆中。
さらに、木村拓哉氏のプライベートなファッション、ドラマ、TV出演等の衣装についても精通しており、2019年、木村拓哉氏主演の「グランメゾン東京」での木村氏演じる尾花夏樹のファッション解説が週刊女性PRIMEに掲載された。
ファッション業界25年以上、ライター歴は10年以上。
https://twitter.com/ryohey_sumiya
https://www.instagram.com/ryoheysumiya/
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