ルシアンぺラフィネ破綻!「キング・オブ・カシミア」の現在と未来

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ルシアンぺラフィネ破綻の悲報

 

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カシミアニットブームの火付け役であり、ポップでリュクスなカシミアニットで一時代を築いたルシアンぺラフィネ。

セレブ御用達ブランドとしても有名なルシアンぺラフィネが、破綻したというショッキングなニュースが2019年2月に届きました。

「キング・オブ・カシミアニット」の異名を持つルシアンぺラフィネが、まさかの破綻。

2018年10月3日に再建型破産手続きを申請

 

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2018年10月3日に再建型破産手続きを申請していたと、ルシアンぺラフィネの運営会社Rivoli Créationは発表、さらに今月28日までに、売却先を見つける必要もあるようです。

スカルやマリファナ柄のエッジの効いたロックテイストなカシミアニットを得意とするルシアンぺラフィネ。

ラグジュアリーでエレガントなイメージが定着していたカシミアニットの概念を変えたブランドと言っても過言ではありません。

2000年代初頭には、スタイリストやファッショニスタの着用が目立ち、当時としては破格の金額にも関わらず、入手困難とまで言われた人気ブランド破綻のニュースにショックを受けたファッションフリークも多いはずです。

ブランド全盛期は、木村拓哉氏や野口強氏、祐真朋樹氏も頻繁に着用されていた人気ブランドの今に迫ります。

ルシアンぺラフィネの破綻の原因は?

インポートブランドのステータスの低迷

ルシアンぺラフィネの全盛期である2000年代初頭は、インポートブランドの勢いのあった時代です。

エディスリマンによるディオールオムのローンチや、トムフォード・グッチ等、日本のファッショニスタもインポートブランドを好んで着用していました。

今何かと話題の、ドルチェ&ガッバーナのデストロイデニムが大ブレークしたのもこの時期です。

つまり「インポートブランド=トレンドスタイル」でした。

しかし、現在は、ドメスティックブランドを好んで着用するファッショ二スタの方が多いくらいです。

さらに海外のファッショニスタも、日本ブランドを頻繁に着用。

ルシアンぺラフィネが全盛期の時に比べ、ドメスティックブランドの評価が全体的に上がってきています。

海外をベースに活躍するドメスティックブランドが増えてきたこともインポートブランド離れを助長しているように感じます。

ファストファッションブランドのトレンド化

ファストファッションブランドがトレンドスタイルを強く打ち出したこともルシアンぺラフィネの破綻に関係しているように感じます。

ぺラフィネのアイコニックであるカシミアニットは、ユニクロでも購入することが可能です。

もちろんクオリティは全く違いますが、1万円前後で購入できるカシミアニットも50万円カシミアニットも基本的にはカシミアニットです。

ラグジュアリーブランドを維持するには付加価値がかなりのウエイトを占めています。

富裕層のファッションに対する価値観

 

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ルシアンぺラフィネの50万円のカシミアニットに対する付加価値を感じることのできる、富裕層が少なくなったことが最も大きな敗因です。

SNSの発展の関係で富裕層の買い物仕方もかなり変わってきています。

必要な情報が瞬時に手に入る現在では、時代錯誤のアイテムはハイブランドでも売れません。

ぺラフィネのニットだから購入していた富裕層が、見合ったプライスのカシミアニットを探し始めたことがルシアンぺラフィネの売り上げ低迷を招いたように感じます。

「ぺラフィネのニットは素晴らしいけど、もう少しデイリーに使えるカシミアニットが欲しい」と思う富裕層が増えてきたことが破綻の原因ではないでしょうか?

SNSの活用方法

 

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老舗ラグジュアリーブランドでもSNSを駆使する時代です。

公式SNSのないブランドは現在信用度が低いともいわれます。SNSからスターが誕生する時代に、SNSを使いこなせないブランドは致命的。

ラグジュアリーブランドにとってヴィジュアルはかなり大切です。SNSも立派な広告と考えるブランドはスタイリッシュなフォトを頻繁にSNSを使って拡散します。

しかし、SNSに投稿する写真が余りスタイリッシュではない場合は、ブランドイメージ低下にも繋がります。

 

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ルシアンぺラフィネも公式インスタグラムを開設してはいるのですが、スタイリッシュなフォトが多いとは言えませんでした。

SNSによるヤングセレブリティの囲い込みが上手くいかなかったことも破綻の原因であると思います。

ヨーロッパへの旅行客の低迷を破綻理由に挙げるメディアもありますが、元々、旅行先ではルシアンぺラフィネを購入する富裕層も多くはないはずです。

今の時代SNSはハインブランドにとってもかなり需要なコマーシャルツールと言えます。

ルシアンぺラフィネ本人からはコメントなし

 

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2017年にパリでランウェイコレクションを発表したルシアンぺラフィネ。しかし、2016年度に売上高300万ユーロ(約3億7600万円)、営業損失160万ユーロ(約2億円)を計上、さらに翌年には、売上高は220万ユーロ(約2億7500万円)、赤字も継続し営業損失は120万ユーロ(約1億5000万円)だったそうです。

税金と社会保障費の滞納の他に、第三者に対する債務もかなりの額を抱えているようです。

自身のブランドの破綻、売却に対しては、ルシアンぺラフィネ氏からはコメントはなし。

カシミアニットに革命を起こしたブランドであるルシアンぺラフィネ。

ルシアンぺラフィネがリリースするカシミアニットが、ハイクオリティでスタイリッシュであることは現在も変わりません。

キングオブカシミアニット」の華麗な復活を1ファンとしては強く望んでいます。

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この記事を書いた人

角谷良平
角谷良平
どっぷりファッション関係。ロンドンにて古着バイヤー、スタイリストを経てファッションライター&シンガーソングライターとして生きてます。liter専属ライターであり、なんでも屋。ハイブランドからストリートstyleまでメンズファッションに幅広く精通。

https://www.instagram.com/ryoheysumiya/

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